SAK 図書館
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パソコン基礎知識 画像編 (その一) イメージファイル TIFF、JPEG、GIF、PNG
■画像ファイル
・写真やイラスト、ホームページの素材など、画像ファイルを扱うことが一般
的になりました。
画像ファイルの形式には、
画像ソフト固有の形式 (PCX、PPF、DSF、PSD 他)
TIFF
JPEG (JPG)
GIF
PNG
BMP
RLE
PCX
TGA
などがあります。
■画像ソフト固有の形式
・自作のイラストなど、レイヤーやマスクをそのまま保存できます。
しかし、写真のように自然画的なものの保存には大きな容量が必要になる。
また、同じソフトを持っている人以外にはオープンすることができない。
■TIFF
・一番メジャに形式ではないかと思います。
フルカラーまでサポートしており、圧縮の指定もあります。
しかし、圧縮 TIFF に対応していないソフトもあり、無圧縮で交換するのが
普通かもしれません。
TIFF の圧縮では写真系に、ほとんど効果がありません。
ネットワーク回線を通じてやり取りする容量ではないので、MO などのメデ
ィアでの交換が普通です。
■JPEG
・JPEG にも劣化しない圧縮があると聞きますが、一般に言う JPEG は、劣化
圧縮です。人間の目は光の強弱に鈍感なので、そこをポイントに平坦化して
圧縮率を上げています。写真などの自然画を恐ろしく小さな容量に圧縮でき
ます。1/10 程度の圧縮では肉眼で劣化を確認できません。
1/20 でも十分実用になる品質で圧縮できるでしょう。
しかし、イラストなど色の境界がハッキリしているものはエッジの劣化が目
立ちやすいです。また、高圧縮になるほど、淡い色などが飛びやすい。
写真、自然画風の画像は迷わず JPEG、イラストは GIF との容量や品質と比
較して交換形式を決定すると良いです。
・JPEG は劣化圧縮ですので、なんども JPEG をオープンして、JPEG に保存す
ると、どんどん品質が悪くなってしまいます。
イラストや自作の素材などの原本は、作成ソフト固有の形式で保管されるの
をおすすめします。
デジカメの写真やスキャン画像の保管は JPEG が容量的に良いです。
もし、JPEG 画像を加工するときは、一度、ソフト固有の形式に変換するな
どして、作業中の保存で劣化しないようにします。そして、最後に JPEG 保
存すると良いです。
■GIF
・ウェブでは、JPEG と GIF が標準的です。
GIF では、特定のパレットを透明にする透過 GIF、アニメーション GIF を
作ることができます。
ただ、GIF のライセンス問題が発生してから嫌う人も多いようです。
GIF に変わるものとして PNG がありますが、まだメジャーになりきれてい
ない感じがあります。
・GIF は、残念なことに 256 色パレットカラーまでしかサポートしていませ
ん。写真などには非常に不向きです。
フルカラーを 256 色のディザリングでしか表現できませんので、圧縮があ
まり効果を発揮せず、大きな容量になることもあります。
イラストなど、256 色以内の画像に向いています。
■PNG
・古いブラウザでは見れないかもしれません。
フルカラーまでと透過をサポートしています。
アニメーションをサポートしていたか定かでありません。
■BMP
・Windows の標準画像形式で、フルカラーまでサポ−トしています。
プログラミングで扱うデバイスに依存しない DIBBitmap と同じ形式です。
Windows プログラマは、BMP を避けて通れません。
BMP の圧縮形式は RLE と名前が変わっています。
■RLE
・BMP の圧縮形式なのですが、圧縮アルゴリズムがそれほど高度でないので、
あまり容量が小さくなりません。
Windows のスタートロゴ logo.sys などは、実は RLE 形式です。
■PCX
・フルカラーまでサポートしており、昔から有名な Z-Soft の画像形式。
Windows のペイントブラシの初期版を開発したのが Z-Soft なのは有名な話
である。
■TGA
・これも古くからある。フルカラーまでサポート。
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